カヌー乗り場の整備が叶うまで、カヌーツアーは出来なくなっています。
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いやぁまぁ南大東島すごい状態ですよ
報道などでご存じかと思いますが
台風8号の影響で線上降水帯がやってきて
大量の雨を降らせました。
降水量が少なくて苦労をしている南大東島ですが
これは多すぎる。
希望をしていた雨の十倍降ってきました。
池の水が増水して
あちらこちらで道路が冠水をしていて通れません。
南大東島はカルスト地形で
地面奥深く2000mの厚みで石灰岩です。
石灰岩は雨の水で溶けます。
そして鍾乳洞がたくさんあってスポンジのようです。
それなので海の水が染み込んでいます。
島の内側には池がたくさんありますが海とつながっています。
なので池の水面は海上と同じ高さ
つまり海抜ゼロです。
島の外側は外輪山なので
雨水は内側に流れて池の水面は
雨水がたまっています。
海とつながっているのでゆくゆくは海に流れてゆきます。
しかし染み出すように流れてゆくので
今回のような大雨だと
すぐには掃けて行かないので
水がひくには時間が掛かりそうです。
さらにまた雨が降ってきているので
道路を安全に通行できるのは
いつになるでしょう?
地底湖がどうなっているのか?
そもそも行けるのか?
ちょっと見てきます。
ダイトウオオコウモリのエサが足りない!
南大東島のアイドルといえは
ダイトウオオコウモリ。
国指定天然記念物のフルーツコウモリです。
ナイトツアーの一番の目玉ポイントで
普段は神社たひかり公園、玉置公園で
キャーキャー騒いでいる声を頼りに
ハンドライトで探します。
昼間は森の木にぶら下がって寝ていて
日が落ちると季節ごとに出てくる
木の実や花、新芽食べて
お腹いっぱいになると
神社や公園に集まってきて
はしゃぎ回って騒いでいます。
ダイトウオオコウモリは
人にいじめられていないので
ライトで照らしても逃げないし
好奇心旺盛で逆に人間を見に来ます。
しかしこの6月
本来この時期、島の防風林で植えられている
テリハボクの花が咲き誇っていて
これにオオコウモリが集まって食べています。
ダイトウオオコウモリは食べている時は静か。
エサを探す時も静かに飛んでいます。
しかし今テリハボクにはほとんど
花をつけていません。
お腹いっぱいにならないので
集まってこないし騒いでもいない。
なのでナイトツアーで
ほとんどダイトウオオコウモリが見れません。
鳴き声が無いので
そぉっと森の木々の枝を探すと
居ました!
静かにひっそりと枝にぶら下がるオオコウモリ。
見るとまだ熟していないアコウの実を食べていました。
まだまだ小さく硬い緑の実を食べていました。
ほんとうにエサが無いようです。
テリハボクの花はいつ咲くのでしょうか?
これから秋、冬のエサが心配になります。